お墓のスタイルの移り変わり・墓石から樹木葬へ

1999年に岩手県で始まった樹木葬ですが、近年では全国で広がっています。これまでのお墓は、墓石を建てるように墓地を購入し、石のお墓を建るのが主流になっていました。

とはいえ、今のようなタイプのお墓になったのも、実は江戸時代中期からですから、日本古来のものとは言えません。

江戸時代中期でも、庶民は目印になるような石を置くだけのもので、今のような立派なお墓を建てられるのは、お金持ちや階級の高い人でした。その頃の影響もあり「立派な墓石を建てることがお金持ちの証」という時代もあり、お墓にお金をかけるようになったようです。

高度経済成長の頃からは「家を継ぐものがお墓を建てる」という風潮になり、お墓も大きく、立派にということでお墓を建てるには200万とも300万とも言われました。まるでマイホームを建てるような、人生の一大イベントです。

しかし現代では、そのお墓を管理する後継者がいないという問題や、生活スタイルの変化から、昔のようにお墓掃除に通えないと悩む人が多くなりました。また管理が難しい、お金がかかるなどの理由から今のお墓をどうしたら良いか悩む人も増えてきました。

そこで、管理不要で宗派を問わず、華美な墓石を建てない「自然派」の樹木葬が注目されるようになりました。

そのような悩みを解決する方法として「樹木葬」が注目されています。

樹木葬は基本的に「永代供養」ですから、生前に契約をしておけば管理をする人がいなくても安心です。

また「自然に還りたい」と希望する人も増え、木の下で土に還る樹木葬を希望する人も多くなっています。

お墓の大きさよりも、より自然に近く管理に困らないお墓へという考え方は、しばらく続きそうです。
参考:コスモガーデン倉敷・岡山県