夜の来訪客

「こんばんわー!」
と、夕食の蕎麦を彼と一緒に二人でつついていると玄関の方から溌剌とした挨拶が響いてきた。
「珍しい。誰だろう、こんな時間に」

「いいよ、出なくて。勧誘かなんかだろどうせ」
彼は訝しがって止めたてきたが、私は立ち上がって覗き穴を確認する。
黒っぽいキャップを目深に被り、キャップと同系色のシャツを身に付けている宅配業者らしき人物のシルエットが確認できたところで私はご丁寧にも扉を開いてやった。
「お忙しい所すみません」
中年の男だった。

その佇まいはどこからどう見ても不審者そのものだったので、彼も慌てて私の元へと駆け寄ってくる。
心境的に、私の身に何か起きた時点でタコ殴りにして警察に突き出す覚悟のようだ。
しかし男は次の瞬間、こちらの見立てとは裏腹に頼りなさげな語調で語り掛けてきたかと思えば、コンパクトサイズの紙袋を手渡してきた。
「この度、隣に越してきた多田と申します。これ、ほんのつまらないものですが、地元・名古屋の名産品のきし麺です。お近付きの印にどうぞ召し上がってください」
自らの早とちりに腹が立ったのか、彼は自らの頬を両手でバシッと一発叩いた。

息子が買ってきたシャンプーを夫が使ったらしく、これが意外と使い心地が良いと評判だ。
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