ホテルカクタス

「ホテルカクタス」って知っていますか。
そう、江國香織さんの逸品です。
大好きで江國香織さんの作品は数多く読むのですが、中でも好きな一冊。
独特の世界観が強い。

登場人物は「きゅうり」そうあのぽりっぽりって野菜のきゅうり。
それから数字の「2」と「帽子」
性格もそれぞれ読みこむにつれ、実際に会ったことがあるんじゃないかって思うくらい実在の気配を感じてしまう。
健康おたくで体に人一倍気を使うのは「きゅうり」。体力づくりでバーベルだって使っちゃう。ハードボイルドなのは「帽子」。

お酒大好き。で、2なだけあって割り切れないことが大嫌いな数字の「2」
この三人?三本?三個?が同じアパートにそれぞれ住んでいて、中を深めていくというストーリー。
とにかく温かい。心がほっとしながら読み進められる。時々、異様に切なくなって苦しくなるくらい。
挿絵もそのアパートの一角と思われるものが数多くでてきて、それがまたいいの。階段と手すりとか階段とドアとか、廊下と電球とか、ドアと窓とか、とにかく無人なアパートのワンシーンなのだけれど、無性に内容から受ける感覚にマッチしている。
スルスル酵素が990円お試しキャンペーン中!【期間限定】