座学でのレッスンの重要性

私が通う教室では、音符や西洋音楽理論の座学レッスンがあります。当初私は「ピアノを弾きたくて入会したのだから、座学レッスンは不要だ」と強く思っており、受ける気にはなれなかったのです。ですがピアノを弾くには、指を正確に動かせるだけでは限界があることを悟りました。

譜面を読む能力や、時代背景を深く考察する能力も不可欠だと分かったのです。入会して初めて参加したおさらい会で、私は皆のまとめ役を入会早々に果たしました(後に分かったことですが、顔合わせの為に入会したのだからばかりの方を、おさらい会のまとめ役として推薦しているそうです。通りで皆さん、入会したばかりの私に一点のよそよそしさもなかったのです)。
その時に顔合わせをした他の生徒さんは、私に西洋の芸術や音楽について、趣味や嗜好を尋ねて下さいました(他の生徒さんは、私が楽典の講座も受けていることを前提にお話を振って下さったようでした。)。しかし、私は当時全く西洋芸術に造詣がなく受け答えはしどろもどろでした。まとめ役として先生を補佐する立場でありながら、私の造詣の無さは甚だしくて本当に恥ずかしい思いをしました。
これを機に、単発で楽典のレッスンをする事に決めたのです。正直に言うととても退屈な座学の学習で、ピアノを弾けないことにフラストレーションを感じていました。更に私の通う教室では歌の勉強も不可欠ですから、ピアノを弾けないストレスは溜まっていくばかりです。
このようなわけで、私のピアノライフは思い描いているレッスンとは程遠い不満足なレッスンを1年近く我慢したのです。ですが、1年を越えたあたりからシャープやフラットなしならば、音符も初見で理解できるまでになりました。ヘ音記号もやっとの事でト音記号並みに読めるようになっていました。
これは決して、ピアノの前で指を動かす稽古のみでは決して得られない成果でした。この方法が全ての初心者さんに効果がある保証は無いのですが、私の場合にはストイックなこの学習が見事、功を奏したのです。
このストイックなレッスンを我慢するにはやはり共感深い他の生徒さんや、辛抱強く座学の学習にもお付き合い下さる優れた先生の存在が不可欠です。是非これからピアノを習おうと思われている皆さんは、先生や生徒さん同士の関わり合いが深いお教室で勉強されると良いでしょう。私の経験のみでは裏付けに乏しいですが、皆さんのご参考になれば幸いです。

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